4350B:¥950,000(1台、1981年頃)
4350BWX:¥990,000(1台、1981年頃)
大音圧レベルを必要とする大型録音スタジオ用に開発した4ウェイ5スピーカーシステム。
1972年に開発された4350がベースとなっており、基本設計はそのままに技術改良を加えることで完成度を高めています。
低域には38cmコーン型ウーファーである2231Hを2個搭載しており、パラレル接続することで高耐入力と高出力特性を確保しています。
また、別売りの専用ディバイダー5234(フィルター基板別売)を用いることでクロスオーバー周波数250Hzでマルチアンプドライブが可能です。
中低域には30cmコーン型ミッドウーファーである2202Hを搭載しています。
このユニットはサブチャンバーにマウントされており、ウーファーとの相互干渉を排除しています。
中高域にはドライバー2440とホーン2311、ホーンレンズ2308を組み合わせたホーン型ミッドレンジを搭載しています。また、高域にはホーン型トゥイーターである2405を搭載しています。
中高域と高域のユニットはフロントバッフルの左右位置で入れ替えができるようになっており、左右対称なミラーイメージペアが構築できます。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
広汎なスタジオユースを考慮し、アイボルトと補強アングルを用いて吊り下げ使用ができるようになっています。
外観はブルーバッフルが特徴的なウォルナット仕上げとグレー仕上げの2色のカラーバリエーションがありました。
方式 | 4ウェイ・5スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
ユニット |
低域用:38cmコーン型(2231H)x2 中低域用:30cmコーン型(2202H) 中高域用:ホーン型(2440+2311) 高域用:ホーン型(2405) |
再生周波数帯域 | 30Hz~20kHz ±3dB |
クロスオーバー周波数 | 250Hz、1.1kHz、9kHz |
指向性 | 60゜x30゜(12kHz) |
インピーダンス |
4Ω(250Hz以下) 8Ω(250Hz以上) |
出力音圧レベル | 95.5dB/W/m |
許容入力 |
200W(250Hz以下) 100W(250Hz以上) |
エンクロージャー容積 |
ウーファー:269L ミッドウーファー:45.3L |
外形寸法 | 幅1,210x高さ889x奥行508mm |
重量 | 118kg |
別売 | チャンネルデバイダー 5234(¥125,000) |